(2)相続争いの解決に役立つ生命保険加入
2025年08月19日
実際、相続トラブルの多くは、金銭的な不公平感が原因となっています。
完全に平等な分け方が難しい場合でも、生命保険から受け取った現金を使って
代償分割という形で他の相続人に埋め合わせをすることができます。
これは生命保険ならではの大きなメリットであり、
「争わない相続」を実現するための有効な手段なのです。
以下、私の経験上生命保険の加入が未然にトラブルを防ぐ例を
過去の経験から列挙させていただきたいと思います。
生命保険が “争族” を防いだ、あるいは「入っていれば防げた」具体的な事例
【事例①】実家しか財産がない家庭での相続トラブル
亡くなられた被相続人である父。
財産は築40年の自宅(評価額2,800万円)と、わずかな預金100万円しか無い。
長男は両親と同居しており、引き続き実家で暮らしたいという希望を持っていた。
一方、独立して遠方に住んでいた次男は「家を売って、現金で分けるべき」と主張。
話し合いは平行線をたどり、まとまらないために家庭裁判所の調停にまで発展する。
このケースは被相続人が不動産のみで、現金をほとんど持っていないケースのため、
相続人が複数いる場合に各相続人間で公平が保てないために争いになる。
これは、起こりやすい典型的な例です。
この場合、もし父が生前に「次男を受取人とした生命保険(1,000万円)」を用意していたら?
・・・ 長男が実家を相続し、次男には保険金で “現金の取り分” を提供できていたため、
公平感が保たれ、争いを避けられた可能性が高いのです。
これは、まさに保険金で補完する理想的な形といえます。
(2)相続争いの解決に大いに役立つ生命保険加入の必要性 … 続く
